総コレステロール値の見方|200・240mg/dLとLDL・HDLをやさしく整理
| 総コレステロール値は、数字ひとつだけで判断するよりも、LDL・HDL・中性脂肪と一緒に見ることが大切です。 |
総コレステロール値は、数字だけで怖がらなくても大丈夫です
健康診断の結果を見ていると、ふと手が止まる項目があります。
それが総コレステロール値です。
「200mg/dLを超えている」
「240mg/dL以上と書かれている」
そんな表示を見ると、少し不安になりますよね。
ただし、総コレステロールは数字ひとつだけで判断するものではありません。
LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪と一緒に見ることで、体の状態がよりわかりやすくなります。
総コレステロール値の目安
一般的に、総コレステロール値は次のように見られます。
200mg/dL未満は、ひとまず望ましい範囲とされます。
200〜239mg/dLは、境界域と考えられます。
240mg/dL以上は、高めの数値として管理が必要になることがあります。
ただ、200を少し超えたからといって、すぐに大きな病気という意味ではありません。
大切なのは、その中身です。
LDLが高いのか。
HDLが高くて総コレステロールも上がって見えているのか。
中性脂肪も一緒に高いのか。
ここを分けて見ることが大切です。
なぜLDLコレステロールを見るのか
LDLコレステロールは、よく「悪玉コレステロール」と呼ばれます。
LDLが多くなると、血管の壁にたまりやすくなり、動脈硬化のリスクと関係してくるためです。
たとえば、同じ総コレステロール230mg/dLでも、人によって意味は変わります。
HDLが高く、LDLや中性脂肪が安定している人もいます。
反対に、LDLが高く、HDLが低く、中性脂肪も高い人もいます。
見た目の数字は似ていても、血管へのリスクは同じではありません。
だからこそ、総コレステロールが高いときは、必ずLDL・HDL・中性脂肪を一緒に確認したいところです。
HDLと中性脂肪も大事です
HDLコレステロールは、よく「善玉コレステロール」と呼ばれます。
血管に残ったコレステロールを回収する方向に働くため、HDLが高いと総コレステロールも少し高く見えることがあります。
そのため、総コレステロールだけを見て「悪い」と決めつけるのは早い場合があります。
一方で、中性脂肪が高い場合は、食生活を少し広く見直す必要があります。
脂っこい食事だけでなく、甘い飲み物、パン、菓子、夜食、お酒、精製された炭水化物も関係することがあります。
総コレステロールと中性脂肪が一緒に高い場合は、体重、腹囲、血糖値、脂肪肝の有無もあわせて見たいところです。
数値別に考えるとわかりやすいです
総コレステロールが200mg/dL未満なら、ひとまず大きな警告ではないことが多いです。
ただし、LDL・HDL・中性脂肪も確認しておくと安心です。
200〜239mg/dLなら、生活習慣を見直すよいタイミングです。
食事、運動、飲酒、体重、睡眠のリズムを少し整えて、再検査で変化を見ることができます。
240mg/dL以上なら、少し積極的に考えたい数値です。
特にLDLが高い場合や、中性脂肪も高い場合は、医療機関で相談すると安心です。
生活習慣でできること
総コレステロールやLDLは、日々の生活と関係しています。
まず意識したいのは、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸をとりすぎないことです。
脂身の多い肉、加工肉、バター、生クリーム、チーズ、揚げ物、ファストフードが多い場合は、少し頻度を減らしてみるとよいでしょう。
食物繊維を増やすことも大切です。
オートミール、 barley、豆類、野菜、海藻、果物などは、コレステロール管理を考えるときによく出てくる食品です。
また、中性脂肪が高い人は、お酒や甘い飲み物、夜食、白いパンや菓子類にも注意したいところです。
運動は、いきなり激しいものでなくても大丈夫です。
早歩き、自転車、水泳、軽い筋トレなど、続けやすいものから始めるのが現実的です。
薬が必要かどうかは、全体で判断します
総コレステロールが高いからといって、すぐに薬が必要とは限りません。
反対に、数値が高い状態が続いているのに、自己判断で放置するのもよくありません。
薬が必要かどうかは、総コレステロールだけでなく、LDL、血圧、血糖値、喫煙、年齢、家族歴、糖尿病や心血管疾患の有無などを合わせて判断します。
特にLDLが高い状態が続く場合、または高血圧・糖尿病・喫煙・家族歴がある場合は、医師に相談することが大切です。
総コレステロール値は、怖がるための数字ではありません。
自分の生活と体の状態を見直すためのサインとして受け止めると、次にやることが見えやすくなります。
完全版リンク
より詳しい内容は、こちらの完全版で読むことができます。
👉 完全版はこちら: 総コレステロール値が高い|200・240mg/dLはどこから危険?LDL・HDL・中性脂肪までわかりやすく解説
関連記事
HbA1cとは何か|健康診断でわかる「過去数か月の血糖」の読み方
血糖値の見方|空腹時血糖100・110・126を健診結果票でどう読むか
血圧の数値の読み方:120/80・130/80・140/90の違いと高血圧の基準をやさしく解説
#総コレステロール #コレステロール高い #LDLコレステロール #HDLコレステロール #中性脂肪 #脂質異常症 #健康診断結果 #血液検査 #血管の健康 #生活習慣 #KoriLife
Kori Life Insightは、健康診断の数値、血液検査、生活習慣、病気の予防を、むずかしい言葉だけで終わらせず、毎日の生活に結びつけてやさしく読み解くインサイトシリーズです。
コメント
コメントを投稿